星の音楽教室のブログ

さいたま市見沼区にある星の音楽教室のブログです。

些細な事

皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。いつもブログをご覧頂き有難う御座います。

 

当教室のレッスンでは、割と些細な事を指摘します。

ちょっとした指や手首の角度、向き、高さなどを細かく指導致します。

人によっては「いちいちうるさいなぁ〜、そんな事どうでも良くない?弾ければ良いじゃん。」って思う方もいるでしょう。

そうですね、その通りです。弾ければ何でも良いんですよ。

弾けるのならば、それで良いですし、それが正しいのだと思います。

(「思い通りの音が出せるならば、鼻の頭で弾いたって良いのです。」と言ったのはモスクワ音楽院ピアノ科教授のゴルノスターエヴァ先生。名言です。(笑))

けれどもですね、注意されると言う事は、【弾けていない】と言う事です。

そして、その【些細な事】が出来ていないから下手なんですよ。

 

大体些細な事とは言いますが、そもそもどんなに下手な人でも、

例えばドを弾きたいのに、ド♯を弾くだとか、シになってしまうとか、そんなに大幅に外す人は殆ど居ないのです。

大概はドを弾いてはいるけれども、少し高いとか、少し低いなどの、些細なズレなのです。

つまり、上手く弾けてない理由は案外些細な事だったりするのです。

しかし、その些細な事を疎かにしていては、上手くはなりません。

 

例えばヴァイオリンの左手の小指が届かない!

なんてお悩みの方は多いと思うのですが、親指の位置や手首の位置、手のひらの向きをほんの少し変えるだけで、

急に出来る様になったり、弾きやすくなったりする物です。

「たったそれだけで?」って思うかもしれませんが、案外些細な事で良くなったりするもので、決して魔法の様な劇的な方法ではありません。

 

当教室では、つい見逃してしまう様な、【些細な事】を徹底的に指摘致します。

【些細な事】と侮らず、しっかりと目を向けて、改善に取り組んで行きましょう。

その気付きやヒントになる様に、当教室が全力で御指導させて頂きます。

 

只今、春の無料体験レッスン、入会金無料キャンペーンを行っております。

是非この機会に当教室へいらして下さい!

お申し込みはコチラからどうぞ。

 

 

なぜ篠崎ヴァイオリン教本なのか?

皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。いつもブログをご覧頂き有難う御座います。

 

先日、当教室で使用するテキストをご紹介しました。

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『篠崎ヴァイオリン教本』(全音楽譜出版社

 

前回の記事では、使用理由が進度が緩やかで、急な要求や飛躍が無い事を挙げました。

長くなるので、前回はそこだけにしましたが、今回は更に詳しく理由を書いて行きます。

 

まず、調号が無いハ長調イ短調)からスタートしていると言う事です。

ヴァイオリンの学習は、左手の都合により、ハ長調ではなく、イ長調ニ長調からスタートする事が多いです。

何故かと言いますと、人間の手は構造上、人差し指と中指は開き易いですが、逆に付けるのは苦手です。

ハ長調の場合、この人差し指と中指を付ける形からスタートします。

一方でイ長調の場合、人差し指と中指を開かせるので、こちらの方が初心者にはやり易い訳です。

その為、多くテキストがこの形を使う、イ長調ニ長調からスタートさせています。

非常に理に適っている事なのですが、実はここが曲者なのです。

 

確かに人差し指と中指を開く形はやり易いのですが、少し極端な事を言えば、それ故にどんな形、どんな格好でも弾けてしまうと言うデメリットもあります。

指が寝ていようが、傾いていようが、手首が曲がっていようが、それなりに弾けてしまいます。

そのままのフォームで弾き続けて、いざ人差し指と中指を付ける形を学習すると、どうしても付けにくい、薬指を開くと中指が釣られて開いてしまう。などの問題が出てきます。

人差し指と中指が開く形はどんなフォームでも弾けてしまうのに対して、人差し指と中指を付ける形は、ある一定のフォームでないと弾けないのです。

そこにはちょっとしたコツがあるのですが、悪いフォームで長い事慣れてしまっていると、その形に直すのはなかなか大変です。

逆に最初は弾きにくくても、人差し指と中指を付ける形から入ると、正しいフォームが身に付き、その他の形は割と簡単に出来ます。

そんな事もあり、私は最初に人差し指と中指を付ける形から勉強する方が良いと考えております。

 

また音楽を学習する上でも、やはり基本はハ長調だと考えます。

そこから♯や♭を学ぶ事で、半音上げる下げるの理解が出来ますし、それにより調号と言う物が存在する事も理解し易いと思います。

調性によって指の形が変わって行く事も理解し易いのではないか?と考えています。

しかし残念ながら、ハ長調からスタートするテキストはあまり多くはありません。

私の知る限り国内版では篠崎とホーマンくらいで(ホーマンはまた別の問題点がありますが。)マイナーな方法かもしれません。

しかし私は長年指導経験により、やはりこの形から入るべきだと、強く感じております。

 

またこのテキスト、あまり見た目が子供っぽく無いのも良くて、大人でも子供でも同様使う事が出来るのも気に入っています。

 

更に2巻以降になると、指の練習や音階練習、ポジション移動練習に、カイザー練習曲の短縮版まで入っていて、

一石二鳥どころか、三鳥、四鳥ぐらいのお得感があります。あれこれ複数のテキストを用意しなくて済むのも有難い所です。

そう言う意味では、ほぼ無敵な教則本とも言えるでしょう。

とは言え、人それぞれ目的も違いますので、場合によっては途中から他の本に移行する事もありますし、

4巻以降は無いので、その先はまた違うテキストを使う必要はありますが、

取り敢えず、初心者から上級者の入口まで網羅している、大変優秀なテキストである事は間違いありません。

 

 

 

 

篠崎ヴァイオリン教本

皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。いつもブログをご覧頂き有難う御座います。

 

今回は当教室で使用している、ヴァイオリンのテキストをご紹介します。

30年近く指導をしてきて、一通りのメジャーな教則本は使用してきました。

どの本にも一長一短があり、使う生徒によっても合う合わないはあるでしょう。

私が現時点で初心者に最も適している、と考えるテキストがコチラ!

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『篠崎ヴァイオリン教本』(全音楽譜出版社)です。

 

「なんだよ篠崎か。昔からある本じゃん!」

って感じですが(笑)結局ここへ戻ってきた感じです。

篠崎教本は以前、当教室のメイン教材に使用していた物ですが、

課題量も多いし、何せ曲がつまらない。と言う理由で、ここ数年は違う教本を使っていました。

今年に入り、この篠崎ヴァイオリン教本が改訂されたと聞いて、再度中身を確認してみました。

以前は「篠崎バイオリン教本」でしたが、【ヴァイオリン教本】へと名称が変わりました。

本の中身は一緒なのですが、古臭い文面だったものが、現代風の文章へと変わり、レイアウトも見易い形に変更されました。

とは言え、中身は全く一緒です。(笑)

 

では何故ここに戻ってきたかと言うと、ここ数年他のテキストを使ってきて、『これはちょっと急過ぎるなぁ。』とか、『いきなりこれは無理があるでしょ?』

と思う事が多々あったからです。

確かにその方が楽しいとか、曲が面白いとかにはなるのでしょうが、

全くヴァイオリンが初めての人にはハードルが高いだろうなぁ?と思う事が多かったです。

そして、再び篠崎教本を見てみると、そう言った急な要求や飛躍が少ないのです。

決して無理をさせず、とても緩やかに順序良く進めているのが分かります。

 

私が最近テキストに求めている事は、【誰でも使えるテキスト】と言う事です。これはピアノのテキストでも同じ事を考えてやっておりますが、

テキストには一長一短があります。ある人にとっては良くても、ある人には物足りない。と言う事はあります。

物足りない場合は進度を早めるなど出来ますが、進みが早い、ハードルが高いと感じる人には負担になるだけです。

そこで私は【誰にでも使えるテキスト】と言う事に重きを置いてテキストを選んでおります。

篠崎教本は非常にゆるやかに進み、課題の量は多いですが、

そこには、しっかりと基礎を繰り返し刷り込むと言う目的があります。

逆に飲み込みが早く、応用が効く生徒の場合、適当に間引いて使って行く事も出来るので、

どちらの生徒にも使う事が出来るオススメのテキストです。

以前は子供用、大人用とテキストを分けておりましたが、篠崎の場合、ほぼどちらにも使えると思います。

こちらは全4巻からなりますが、2巻以降は生徒の目的に合わせて、他に移行する事もあります。

 

 

 

 

 

新年度入会キャンペーン

皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。

いつもブログをご覧頂き有難う御座います。

 

いよいよ新年度が始まりましたね!

今年は桜の開花が遅かった事もあり、桜が見頃の入学式になりましたね!

新一年生の皆さん、おめでとうございます!実りある学生生活をお過ごし下さい。

 

当教室でも新規生徒さんを募集しております。

なかなかコロナ後から数は増えておらず、まだまだ元に戻っていない感じがしますが、

今年辺りから、ぼちぼち増えて頂けると嬉しいなぁと思っております。

その為、現在無料体験レッスンと、入会金無料のキャンペーンを行っております。

何か新しい事にチャレンジするには絶好のチャンスですし、当教室では無料キャンペーンは久々ですので、

この機会を逃すと通常通りの金額になりますので、お早目にお申し込み下さい。

現在、どの曜日にも割と余裕が御座います。(土曜日だけあと僅かです。)是非ご検討下さい。

 

先日、市民の森を散策してきました。桜が綺麗に咲いていましたので、最後にちょっとだけご覧下さい。

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ホール練習会のお知らせ

皆さん、こん◯◯は。

星の音楽教室、講師の星野義浩です。ブログをご覧頂き有難うございます。

 

さて、今日はホール練習会のお知らせです。

ホール練習会とは、少しでも舞台経験を積むために、秋の発表会とは別に行っている、内輪での練習会です。

始めた頃は市内のコミュニティーセンターなどの多目的ホールを色々と使ってみたのですが、

ここ最近はすっかり岩槻駅東口コミュニティーセンターのミニホールに定着しました。

広さも程々で、音響も悪くなく、値段も手頃とあって、なかなか条件の良い会場なので気に入っています。

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舞台練習がメインですので、発表会よりも服装はラフですし、プログラムやビデオ撮影なども致しません。

お客様も殆ど身内だけですので、本当にこじんまりとした感じで行っています。

それでも、人前で弾く以上はそれなりに曲を仕上げなければいけませんし、緊張もするでしょう。

そうやって人前で弾く事や緊張に慣れる事も大事な勉強の1つです。

 

在籍生の皆さんには、4月になりましたら、お知らせをお配り致します。

是非、参加した事が無い生徒さんは、この機会にチャレンジしてみて下さい!

また教室にご興味があります方は、教室の雰囲気や講師演奏などもありますので、是非聴きにいらして下さい。

 

2024年6月2日(日)岩槻駅東口コミュニティーセンター ミニホール。

13:00〜ヴァイオリン伴奏合わせ、14:00〜ピアノリハーサル、15:00〜17:00までミニコンサート。

(一般の方の入場は15時からとなります。)

 

 

 

バイオリン止めました。

数年前、一般的な名称として、【バイオリン】と言う言葉を使い始めました。

それまで私はずっと【ヴァイオリン】だったのですが、

一般の方にはまだまだ【バイオリン】の方が親しみ易く、メジャーである事から、

【ヴァイオリン】を止め、HPなどの全ての表記を【バイオリン】に直しました。

それから数年が経ち、世の中も随分と変わってきて、【ヴァイオリン】と言う文字もよく見るようになりました。

そして何より【篠崎バイオリン教本】や【鈴木鎮一バイオリン指導曲集】が改訂と共に、どちらも【ヴァイオリン】に変わりました。

 

そして何より私自身がどうも慣れず、気持ち悪くて仕方がありませんでした。

楽器を始めた頃からずっと【ヴァイオリン】だったので、ここ数年は違和感続きでした。

ついヴァイオリンと書いた物を、わざわざ【バイオリン】に書き直す事もよくありました。

 

そんな事をしてまで意地を張るのも馬鹿らしくなってきたので、この際【ヴァイオリン】に戻す事に致しました。

色々と右往左往してしまい、申し訳御座いません。今後は全て【ヴァイオリン】に統一しようと思います。

幸い教室名に【バイオリン】は入っていないので、そこの変更が無いのは幸いでした。

 

この【ヴァイオリン】について、いつも思い出す話があります。

それは私が講師になりたての頃、初めて教えた小学生の女の子がある日、

「ねぇ先生、ヴァイオリンって、【う】に点々に小さい【ァ】でしょ?」

『うん、そうだね。それがどうかした??』

「でも学校の皆んなは【バイオリン】って言うよ?何で??」

『そうね、バイオリンって言うね。本当は【ヴァ】の方が正しいんだけれど、そっちだと書き難いし、言い難いから【バ】ってなっちゃうんじゃないかな?』

そう話すと、その子は

「ふーん。皆んなヴァイオリンの本名知らないんだね。」

と、ちょっと誇らしげに言っていました。

 

本名って…(笑)子供は面白い発想をするものだなぁと思った、懐かしい思い出です。

 

あれからもう25年以上も過ぎ、その子も今では30過ぎに。今頃何をやっているだろうか?

ヴァイオリンは早々と辞めてしまったけど、元気にしているだろうか?

教えた全ての生徒の事を覚えている訳ではないが、印象深かった人の事は時折思い出したりしています。

 

 

はじめまして

埼玉県さいたま市見沼区にある、星の音楽教室です。

この教室はヴァイオリン(ヴィオラ)とピアノの個人指導の教室です。

趣味の方から専門的に勉強したい方まで、幅広い層に対応したレッスンを行っております。

春には内輪でのホール練習会や、秋には大きな会場での発表会を行っており、また発表会や練習会後には生徒さん達の交流の場として打ち上げなども行っております。

 

以前にもブログは書いておりましたが、なかなか筆不精故に更新をしていなかった為、閉鎖致しました。

しかし、ある程度、教室でのイベントなどホームページでは書ききれない部分などを発信する場として、

ブログがあった方が良いのでは?と思い、再開する事に致しました。

当教室にご興味があります方、または既に楽器を習っている方にも何かしらの学び、ヒントになる事があれば幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。