皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。いつもブログをご覧頂き有難う御座います。
今回は当教室で使用している、ヴァイオリンのテキストをご紹介します。
30年近く指導をしてきて、一通りのメジャーな教則本は使用してきました。
どの本にも一長一短があり、使う生徒によっても合う合わないはあるでしょう。
私が現時点で初心者に最も適している、と考えるテキストがコチラ!
『篠崎ヴァイオリン教本』(全音楽譜出版社)です。
「なんだよ篠崎か。昔からある本じゃん!」
って感じですが(笑)結局ここへ戻ってきた感じです。
篠崎教本は以前、当教室のメイン教材に使用していた物ですが、
課題量も多いし、何せ曲がつまらない。と言う理由で、ここ数年は違う教本を使っていました。
今年に入り、この篠崎ヴァイオリン教本が改訂されたと聞いて、再度中身を確認してみました。
以前は「篠崎バイオリン教本」でしたが、【ヴァイオリン教本】へと名称が変わりました。
本の中身は一緒なのですが、古臭い文面だったものが、現代風の文章へと変わり、レイアウトも見易い形に変更されました。
とは言え、中身は全く一緒です。(笑)
では何故ここに戻ってきたかと言うと、ここ数年他のテキストを使ってきて、『これはちょっと急過ぎるなぁ。』とか、『いきなりこれは無理があるでしょ?』
と思う事が多々あったからです。
確かにその方が楽しいとか、曲が面白いとかにはなるのでしょうが、
全くヴァイオリンが初めての人にはハードルが高いだろうなぁ?と思う事が多かったです。
そして、再び篠崎教本を見てみると、そう言った急な要求や飛躍が少ないのです。
決して無理をさせず、とても緩やかに順序良く進めているのが分かります。
私が最近テキストに求めている事は、【誰でも使えるテキスト】と言う事です。これはピアノのテキストでも同じ事を考えてやっておりますが、
テキストには一長一短があります。ある人にとっては良くても、ある人には物足りない。と言う事はあります。
物足りない場合は進度を早めるなど出来ますが、進みが早い、ハードルが高いと感じる人には負担になるだけです。
そこで私は【誰にでも使えるテキスト】と言う事に重きを置いてテキストを選んでおります。
篠崎教本は非常にゆるやかに進み、課題の量は多いですが、
そこには、しっかりと基礎を繰り返し刷り込むと言う目的があります。
逆に飲み込みが早く、応用が効く生徒の場合、適当に間引いて使って行く事も出来るので、
どちらの生徒にも使う事が出来るオススメのテキストです。
以前は子供用、大人用とテキストを分けておりましたが、篠崎の場合、ほぼどちらにも使えると思います。
こちらは全4巻からなりますが、2巻以降は生徒の目的に合わせて、他に移行する事もあります。