皆さん、こん◯◯は。いつもブログをご覧頂き有難う御座います。
先日、無事にホール練習会が終わりましたが、休む間もなく、次の仕事の準備。
毎年恒例の若葉台ヴァイオリン教室さんの発表会仕事。
ここでは伴奏ピアニストとして、お手伝いさせて頂いております。
然程難しい曲は無いのですが、それでも初めての曲などは、練習が必要です。
以前弾いたはずの曲も結構忘れていたりもします。
またポピュラー曲の場合、意外にリズムが難しかったりして、慣れるまで時間が掛かったりもします。(笑)
知っている曲やレッスンで使っている曲などは、つい自分のテンポで弾きたくなってしまいますが、目的は生徒さんの伴奏。ここはあくまで伴奏に徹します。
相手の状況を見ながら、相手が弾きやすいように導いてあげる。
場合によっては、こちらが引っ張ってあげないといけない事もあります。どんな状況にも対応出来るのが、伴奏ピアニストです。
自分勝手に弾いていては、伴奏は務まりません。
因みに近年【伴奏】と言う言葉を嫌う傾向があります。ピアニストも一緒に音楽を作るのだから、伴奏と言うのは可笑しい。と言う考えの物。
ヴァイオリン・ソナタの様にどちらも対等に書かれた作品や、2人で対等に音楽を作りましょう!と言う場合は伴奏と言う言い方は相応しく無いのかもしれません。
ただ今回の様に、あくまで主役は生徒さんであって、その生徒さんの音楽に寄り添うのが役目です。
私が『こう弾きたい』とか、『ここはもっとこうして』などと、音楽的な要求を出したりはしません。
あくまで生徒さんの音楽に合わせているだけで、場合によっては『自分ならそうは弾かない』『そこはそうじゃないと思う』と言う事もあるかもしれませんが、
私の音楽では無いなので、そこは主張する必要はありません。この場合は【伴奏】で合っていると思います。
だからと言ってピアニストが手を抜いているとか、音楽的主張が無いとか、死んでいると言う訳ではありません。
自分と違う解釈でも、それに付随して、その世界観を表現し、味わうのも楽しいですし、
生徒さんの成功を影で支えると言う仕事にもやり甲斐を感じます。
例え相手がアマチュアであっても、初心者であっても、一緒に音楽を楽しむ事や、勉強する事は幾らでもあります。何事にも手を抜かないと言う事は、周り回って自分の為でもあるのです。
精一杯頑張らせて頂きます!