星の音楽教室のブログ

さいたま市見沼区にある星の音楽教室のブログです。

バレリーナ 森下洋子

皆さん、こん◯◯は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。

今日は音楽とは少し離れてバレエのお話。

 

私が子供の頃、ピアニストと言えば中村紘子バレリーナと言えば森下洋子。と言う具合に、

お二人ともその世界の代名詞的存在でした。ピアニストの中村紘子さんはもう随分前に亡くなりましたが、森下洋子さんはまだお元気なようです。

 

年末の紅白を観ていた際に、審査員に森下洋子さんが出ており、旭日重光賞を受賞したそうで、審査員に招かれておりました。

 

『おお〜、懐かしいなぁ〜!久しぶりに森下洋子見たなぁ〜、お元気なんだ。まあ、流石にもう踊っていないよね。(笑)』

 

そう思って調べてみると、どうもまだ現役で踊っているそうなのだ。

嘘でしょ?だってもう70過ぎてるけど?

 

ってな訳で近々の公演を調べて実際見に行ってみる事にしました。

松山バレエ団による『白鳥の湖』会場は神奈川県民ホールの大ホール。

丁度県民ホールが3月末をもって閉館になるそうで、さよなら公演となりました。

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実は森下さんのバレエを観るのは今回が初めて。ってか、バレエ自体をあまり観た事が無くて、以前Kバレエの『白鳥の湖』を観ただけ。(笑)

バレエ自体は好きなんですけどねぇ〜。

 

松山バレエと言えばプリンシパルは清水哲太郎さんなのだが、さすがに男性であの年齢で踊るのは無理があるのかな?(持ち上げたりもするし)

今では清水さんは演出や振り付けの方に徹しているようだ。

(写真などにも快く引き受けていて、とてもフランクな方でした。)

なので、今回の王子様役は大谷真郷さん。なかなかダイナミックな踊りでとても良かったです。

さて、森下洋子さんの方ですが、初め出てきた時は本当に森下さん?と半信半疑でしたが、まさか本当に踊っているとは驚きです。

若い頃からの絶え間ない日々の努力の賜物とは言え、正直あの歳まであんなに動けるのは脅威ですよ!

小柄で線も細く、身体も柔らかいのでしょうが、とてもしなやかに踊っていらっしゃいました。

腕を振る仕草も、指の先までしなやかに動かしており、とても芸が細かいと思いました。

若い子達とは違い、勢いとか、切れ味とかとは別次元で勝負しているのだなぁと思いました。

主役を森下洋子に据え置きながらも、各シーンで若いダンサーのソロシーンが結構あって、ちゃんと若い子の活躍の場も設けられており、バランスの取れた演出なのも良かったです。

 

さて、私が何故森下洋子さんを知っているかと言えば、子供の頃に観たドキュメンタリーの影響です。

その中で彼女は「バレエと言うのは、いつも同じ基本のバーレッスンから始まる。例え何年も踊っている人でも、今日バレエを始めた人でも、初めは皆んなここからスタートする。それをもう既に踊れるからと言って、そこをすっ飛ばしていきなり白鳥の湖とかの作品を踊り出す事は出来ないんです。」

と、基礎の重要性を強くアピールしていました。

「毎日同じ事の繰り返し。何年も一緒。でもそれが飽きないんですよね。だから直ぐ飽きちゃったりする人はバレエには向かないんじゃないかな?(笑)」

とも話しており、子供ながらにその言葉は印象的でした。

 

分野は違えども、楽器も日々の訓練が物を言います。

毎日同じ事の繰り返しだし、少しサボれば直ぐ弾けなくなる。走り出したら止まらない世界。

そう言う事に嫌気がさしていた時期もありますが、結局はそれしか方法がなく、日々繰り返し練習していくしかない楽器の世界ともとても共通すると思います。

実は私がこれまで日々の努力してこれたのは、あの時の森下洋子さんのお陰なのです。

まさか音楽家ではなく、バレリーナの言葉が影響しているとは。(笑)

でもとても感謝しているし、とても尊敬しております。凄い人だった事を改めて実感しました。

是非末永く踊り続けて貰いたいなぁと、心より応援しております。